鈴木一葉ギター教室のブログ

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久しぶりにいい映画観たな~の巻 映画「舟を編む」

映画「舟を編む」


一言でいえば「静かな情熱」
地味で真面目な青年が辞書編集に携わることになった・・・
主人公マジメ君は人間的にも地味。
恋にも地味。
会社の中でも地味。
辞書編集は出版社としても地味。

地味、地味、地味・・・
そんな中で傾ける情熱がキラキラ・・・

主人公の極端な真面目さは笑っちゃうんだけど、
なぜか共感するところがある。
編集部の上司小林薫が新入のマジメ君に言ったセリフ「はじめに言葉ありき」
新約聖書ヨハネによる福音書第1章1節。

人間にとって言葉は生きていく上では不可欠だけれど、
自然と身に付くものであり、生きる術であり、人間関係を円滑にする道具であり、
自己主張や人を傷つける武器でもあり、概念の根源であり、言い逃れの隠れ家にもなり・・・
「とりあえずの道具」なのです。不完全で未熟であいまいで。
そんなものでも使わなくては生活できない。

実は私たちの取り巻く社会は「「はじめに言葉ありき」ではないんですよね。
自然の流れとか欲求や拒絶やいろんな感情。
言葉ってそんな中に紛れ込んでる道具でしか扱っていないんだっていうことがわかりました。

この主人公は逆ね。言葉の意味を知りたいから人と関わりたいという欲求が生まれた。

でも、もし言葉が完全なものになってしまったら、それはそれで困るなあ。
辞書に書いてない言葉は通用しないって言われると
頭でっかちな人の主張しか通らない世の中になるのもなんだかな。
すべてが言葉で解決できるような世の中もなんだかいやだ。
あいまいさとか、誤用とか、過大表現とか、方言とか、嘘とか、言い逃れとか・・・
ずるい考えだけどそういうオプションも取っておきましょう。
人間関係窮屈にもなっちゃうし。
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by guitarmama | 2013-12-13 10:36 | 雑記